9900K 5000MhzOCレポート

ASROCK Z390TAICHIによるOC検証

TAICHI動画 Webサイト

TAICHIを使ってDirectToDieFrameにて検証

今回は水冷ですが、IHSを使用せずダイ直冷にします。
そのため、カバーとなるフレームをROCKITCOOLが製作した
9TH GEN Direct to Die flameを使用しました

冷却パーツの取付 を行う

今回はEK Supremacy MX-Intelを使用しました。
サイズが小さめで周りのコンデンサ類には被さることがない作り

開封したばかりのEK製水冷ブロック

冷却配管周りの取付

仮組を行い試運転を行い、動作確認

PC構成 の内容

  • CPU Intel  9900K
  • Batch# : L830F063
  • MB ASROCK Z390 TAICHI
  • MEM XPG SPECTRIX D80 RGB
  • SSD 760p SSDPEKKW256G8XT
  • 電源 CORSAIR 1000W CP-9020094-JP
  • 冷却 EK supremacy-mx 360ラジエター
  • ケース まな板

冷却構成

  • 水冷ブロック EK Spremacy-MX アクリル
  • ラジエター BlackIce360
  • リザーバー 汎用小型タンク
  • ポンプ ラングDDC
  • フィッティング FreezMOD(China)
  • TUBE ホームセンター

ストレステスト・ベンチ結果

Prime95 Version 29.4 build 7 を使用

  • テスト時間:1時間
  • 室温:19℃ 時刻深夜
  • CPU 5000MHz(100Mhz*50)
  • Vocre 1.344(設定値:1.35V)
  • MEM 4133MHz(19-19-19-39 2T)
  • 温度変化 MAX76℃-69℃ MIN26-27℃
  • XMP メモリに合わせたXMP値でAUTO
  • その他設定など VcoreにMANUAL値を入れた以外はdefault
Prime95 1Hの結果

ASUSのZ390-Fでテストした時は360*3のラジエター等で冷却していました。

電圧も同じ1.35Vですが実測値も同じですが、30分程度でBSODが発生していました。ASROCKのマザーがここまで安定しているということに素直に喜べます。
1H安定した動作をしました。

熱源の温度変化

温度変化はあまりなく、温度自体も低めで推移しています。H310のときはVRM近くのコンデンサがあっという間に80℃近くになっていたことから考えるとファン冷却も行わず60℃以下で推移していることから常用が見えてきます。

ベンチマーク結果

■CINEBENCH R15

  • OpenGL 199.22fps
  • Ref.match 98%
  • CPU 2129cb
  • CPU(Single Score 218cb
  • MP Ratio 9.77x

このマザーにはちょっと前に話題になった例のグラボというビデオカードを搭載してみました。

  • RX570 1枚
  • RX470 2枚

これらの3枚を載せてCFができるか試した結果可能でした。GPU-Z上に3GPUと表示されています。AMDのユーティリティー上からCFを実行しました。
BIOSをRX570は最新のものを、RX470にはRX580用のものを用いました。

■TimeSpy

3枚でGTX1080程度でしょうか。CPUはしっかり5000MHzのスコアが出ています。今回のテスト及びベンチにおきましては

今回はASROCK JAPANさんより貴重なマザーボードを貸与していただきました。ありがとうございました。

Intel8core 9900KをOC

■構成
M/B ASUS ROG STRIX Z390-F
MEM ADATA AX4U413338G19-DR80 8GB×2
CPU Intel 9900K @5000Mhz 100Mhz×50
ROCKITCOOLのツールにて殻割+CopperIHS装着
Vcore1.3V(CPU-Z上 1.312V)
■サーマルグリス : DX-4
■冷却装置:水冷
Bykski CPU Water Cooling Radiator Block
aing D-5×2 +Dual D5 MOD TOP Blue (Acrylic Version)
→D5/MCP655 MOD KIT Silver Shining×2(カバーだけ使用)+ スリーブ化
Bitspower Water Tank Z-Multi 150 (Acrylic Version)
Phobya Xtreme NOVA 1080 Radiator
+ Phobya Radiator Stand – Triple-3x120mm
SSD Intel750p(M.2 SSD 250GB)
GPU  ASUS GTX980POSEIDON
電源 CORSAIR AX850

DevilsCanyonが出たときと同様にメモリクロックで苦労しました。
メモリ耐性がMB側にないのか、私の使ったメモリがだめなのか、そもそもメモリベンダにすら載っていない新製品だったため、でBIOSの出来もわかりませんが当初XMPで入れてテストすると、熱暴走やQRコードエラー多発しました。メモリ的にはなんともないような動作をするのでVcoreを上げていくだけの
手法では頓挫していたと思います。
まずは常套句通り、9900KのメモリクロックはAUTOにして定格動作の状態からCPUのOCを詰めていったほうが確実です。
その後にメモリをOCしてもCPU側の電圧要求や設定値は大きく変動することはありません。
これがあってないとVcore側を1.3xvいれても変な落ち方をしていました。

CPUはROCKITCOOLのツールにて殻割し、同クリーニングキット、Removeキットにて綺麗に除去をしました

組み立て後

サーモカメラによる温度分布

VRM周りですが結構熱いようなので、やはり冷却はしたほうが良いようです。

今回から新兵器のサーマルSEEKです。
VRMに風を当てた状態で51℃程度まで上昇していました。

ストレステスト(OCCT)

OCCT AVXありの状態

CPU 1.3v 5000Mhz
MEM 1.3937V 3866Mhz

5000Mhzで初めは苦戦しましたが、メモリクロックの設定をデフォルトに戻してからは割と簡単に進んだように思えます。
Haswellの時は1.35V基準でしたが、9900Kになってからコアが倍になっているのに1.3v台で同クロックになったというのはすごい快挙だと思います。